多様性
アウター、キャップ、マフラーまで
多彩なシーンで
屋外で想定される使用条件や利用シーンに合わせて、定番となるアウターはもちろん、キャップや手袋、ネックウォーマー、レッグウォーマー、マフラーにいたるまで、その優れた機能性を活用した製品化が可能です。
どれほど強靭な肉体があろうとも、
鍛え磨かれた精神をもってしても、
立ち向かう者に牙を向く厳しい寒さに、
私たちは、勝てない。
自然の厳しさには、自然由来の温もりを。
FLARE FORCE®は、地表に降り注ぐ
太陽光エネルギーを吸収して蓄え、
熱エネルギーへと変換する新素材。
太陽を、味方に。
まるで、特別な力を身に纏ったような体験を。
全身で噛みしめる、温かな喜びと感動を。
今日も寒さと戦う、あなたのために。
紫外線、可視光線、赤外線といったさまざまな種類の光線によって構成される太陽光の中でも、約40%を占める近赤外線の特性を最大限に活かして生まれた新素材が、このFLARE FORCE®です。これまでも、赤外線を利用した商材は多く開発されてきましたが、屋外での保温・蓄熱効果については実証できていないものがほとんどでした。FLARE FORCE®は素材の表面に照射された近赤外線を繊維内に蓄熱することで、約10℃の温度上昇を約5〜10分で達成することが確認されています。
FLARE FORCE®の原材料は、天然の鉱物から生成した無機物質のナノ粒子。この特殊な性質を持った鉱物資源を他原料と混合した後、長さ数ミリほどのペレット材料に加工しています。加工されたペレット材料はさらに液化され、それを糸に練り込むことで、蓄熱機能を持つ繊維素材へと生まれ変わります。出来上がった紡糸は、機能性生地としてはもちろん、ニットに編み込むことで、セーターやニット帽、手袋などの素材としても広く展開することが可能です。
FLARE FORCE®の何よりの特長は、その確かな蓄熱・保温機能。一般的な繊維素材と比較した場合、布帛地、トリコット地といった生地による違いはあるものの、表面温度差は最大プラス10℃以上という効果が実証されています。また、光量が弱まる夕刻や曇天でも、わずかな太陽光エネルギーを効率良く吸収し機能性を発揮。実際に行った検証においても、約5分間の照射時間での温度上昇を確認したところ、他の蓄熱素材と比較してプラス約4℃の蓄熱・保温機能があることが実証されました。
屋外で想定される使用条件や利用シーンに合わせて、定番となるアウターはもちろん、キャップや手袋、ネックウォーマー、レッグウォーマー、マフラーにいたるまで、その優れた機能性を活用した製品化が可能です。
水に浸した通常のポリエステルとFLARE FORCE®を太陽光に照射し、水分率が10%以下になるまでの時間を比較したところ、ポリエステルの32分に対し、FLARE FORCE® は19分で乾燥することが分かりました。
FLARE FORCE®は、蓄熱・保温機能を持つ一方で、UVカット性にも優れています。季節を問わず降り注ぐ紫外線をしっかりとカットし、着衣することで日焼けなどを防止する効果も期待できます。
生地の中に含む蓄熱糸の分量によって温度上昇率を調整できます。また、従来のポリエステル繊維と同様に染色や撥水加工なども柔軟に対応。白のような淡色の場合でも、しっかり蓄熱効果が出ることも特長です。
FLARE FORCE®は太陽光に含まれる近赤外線を熱エネルギーに変える素材のため、夜間は蓄熱効果がありませんが、他の機能素材と組み合わせるなど、夜間使用も想定した応用も検討しています。
生地によって変わりますので、単価についてのご質問がある場合はお問い合わせください。
蓄熱・保温効果を出すための条件は「太陽光に当たる」ことでその機能を発揮します。また、室内でも太陽光の照射を受ける窓際であれば、温まることができます。
現物があれば、すぐに手配が可能ですが、原料や、糸、生機から染色など、時期によっても生産納期が変わりますので、詳細についてはお問い合わせください。